コミュニティスペース。手前の家具は多摩美術大学の学生による製作。奥には小上がりの6畳ぐらいのスペースがあり、時折大学OBが宿泊することもある。

つる小屋 Tsurugoya, Share-house

都留文科大学のまちづくりの授業で発表した「空き家を使って、地域に開かれたシェアハウスをつくりたい」という一人の学生の熱意から実現したプロジェクト。今となっては巷にありふれているシェアハウスも、当時はシェアハウスというネーミングもなく、珍しかった。空き家の持ち主に主旨を説明し、了承を得たところで、解体工事スタート。基本的に学生によるセルフビルドであり、建築の知識のない文学部の学生へのサポートとして、デザインと施工指導を担当した。

共同形式であった学生アパートの個室を半分はそのまま残し、もう半分に共有のLDK兼コミュニティースペースを作ることとした。デザインはなるべく手を掛けない、作りやすいように考案した。床のモルタルや、壁の左官塗りなどはプロの指導を仰ぎながらワークショップを行うなど、楽しめるイベントを設けた。 普段は住民がくつろぐ空間であるコミュニティスペースは、時には地元ミュージシャンによるライブが行われたり、ハーブ教室、キャンドルナイトなど、地域の方も活用できる場にもなっている。

A renovation work with college students from Tsuru Univ. This project’s originator is one of the college students, who proposed ‘Open shared house by renovating a vacant building’. Mainly the students engaged in the renovation but sometimes they needed the professional help. Kayo Kinase was assigned to serve as a designer and an adviser for students who didn’t have any experience of studying architecture. Kinase just provided them the minimum advice for designing to make them feel easy to deal with. Holding workshops in some processes was so fun for them to study.

There is a community space can be used for a purpose of living room, dining room and kitchen. Not only the residents but also the neighbors can use this space. .

http://blogs.yahoo.co.jp/kankomi_staff/24195942.html

共有スペースの窓からはレトロな屋根が見える。右手奥はお風呂。もともと張ってあった天井を剥がしたので、天井を支えていた針金をそのまま残しているので、天井に棒がたくさん刺さっているように見える。 共有スペースの窓からはレトロな屋根が見える。右手奥はお風呂。もともと張ってあった天井を剥がしたので、天井を支えていた針金をそのまま残しているので、天井に棒がたくさん刺さっているように見える。

セルフビルドの様子

小上がりにフローリングを貼っているところ。 小上がりにフローリングを貼っているところ。

共有LDK 床のモルタル塗り。地元の左官職人さんに指導を受ける。 共有LDK 床のモルタル塗り。地元の左官職人さんに指導を受ける。

みんなで伊豆に行って拾ってきた石を、塗り立てのモルタルに埋めている。 みんなで伊豆に行って拾ってきた石を、塗り立てのモルタルに埋めている。

壁の左官塗りワークショップ。 壁の左官塗りワークショップ。

建築データ

所在地:
山梨県都留市
構造:
鉄筋コンクリート造
竣工:
2005年6月
施工:
主に学生によるセルフビルド
写真:
目黒伸宜

Data

Location:
Yamanashi, Japan
Structure:
Reinforced Concrete
Completion date:
June, 2005
Contractor:
DIY
Photo:
Nobuyoshi Meguro