木名瀬佳世建築研究室 KINASE KAYO ARCHITECTURE LAB

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田宿ゲストハウスGuesthouse in Tajuku

空き家になっていた古民家を、ゲストハウスに転用したプロジェクトである。 4部屋の続き間(四間取り)と完全に独立した水回りという、ゲストハウスに適したプランであったため、間取りや空間の雰囲気をそのまま活かしながら、プライバシーを保てるような計画をしていった。 観光地の中心から一本奥に入った場所にあり、利便性がありながらも、静かでゆったりとできる。 観光客の宿泊を中心に、企業や学生のセミナー合宿など、多様な使い方が想定できる、今後が楽しみな場である。

This is a renovation project of a vacant house for uses of a guest house in old Japanese style.
The site is convenient and quiet even though it is close to a sightseeing area. Since the original plan was suitable for uses of a guest house, we took advantage of its room layout and atmosphere itself as much as possible. There are a kitchen, a dining room and a community room which can be a guest room by sliding doors. Each bedroom has its own shower booth. It is expected to be utilized for various purposes such as a seminar room.

  • 広い廊下から玄関を見る。右手には共用の居間、左手にはキッチンがあり、利用者は自由に調理などが出来るようになっている。

  • 仏壇や神棚はそのまま残し、建具は既存のものを修理し再利用するなど、空間の記憶をなるべく残せるように計画した。

  • 改装前外観。下屋の部分は勾配がとても緩いため、腐食が見られた。古いサイディングが貼られていた。

  • 内観。全体的な老朽化。

所在地
千葉県香取市
構造
木造平屋建
竣工
2014年5月
施工
伊藤工務店
Location
Chiba, Japan
Structure
Wood flame
Completion date
May, 2014
Contractor
Ito Koumuten
Photo
Kinase Kayo Arch Lab