 
        エストニア野外博物館
                            エストニアのタリンを訪れた際、郊外にある野外博物館まで足を伸ばしてみました。日本でいう民家園的な施設です。
他国の支配により強制的に撤退させられた伝統的な農村があり、自国の伝統や建築を後世に残していきたいということで、辛うじて残っていた建物を移築し(一部は新築の復元)、一つの村として再生させたそう。建設年代は18世紀から20世紀初頭とのことなので、概ね日本にある近世〜近代の文化財級民家と同じくらい。
ロケーションも素晴らしく、ゆったりとした自然環境に佇む民家にとても癒されます。各建物ごとにスタッフが当時の生活がわかるような服装で、機織りや調理をされていました。寒い地域ですので、建物内は最低限の窓と低い天井、建設年代の古いものは1900mmくらいの天井高でした。平均身長の高い地域ですので、だいぶ不便だったのでは?
                        
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                      博物館の入口(インフォメーションセンター) 
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                      屋根がとても大きく、軒先もかなり低い。イメージ的には日本最古の箱木家と同じくらい。 
 壁は丸太で、ログハウスのような組み方。
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                      寒いので天井は基本的に仕上げているが、小屋組が見えるところもあった。 
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                      独特なデザインの塀。 
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                      機織りの作業場 
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                      寝室。天井はかなり低い。ベッドもとっても小さい。 
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                      石積みの小屋がとても素敵だった。板屋根から苔が生えているのもとても雰囲気があった。 
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                      少し新しめの小屋。絵本の家のような形。 
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                      屋根が薄く、壁の仕上げが分かれていたりと、現代風なデザイン。真似したい。 
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                      比較的新しめの民家の内観。天井は高め。ストックホルムで民泊した住宅と雰囲気が似ていた。 
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                      伝統的なダンスを披露してくれた。 
